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ペインクリニック

以下のような症状や疾患に対応します。

変形性膝関節症

末梢神経ラジオ波焼灼療法(Cooled RF)とは?

末梢神経ラジオ波焼灼療法(Cooled RF)は、膝の痛みを伝える神経だけを高周波の熱でブロックし、痛みを長期間和らげる治療です。

日本では 変形性膝関節症(膝OA)に対して保険適応があり、近年注目されている新しい選択肢です。

どんな仕組み?

特殊な針(プローブ)を膝関節の周囲に挿入し、高周波エネルギーで神経を 60℃ 程度に加熱します。

プローブの先端が冷却される構造のため、広い範囲を均一に熱処理できる(=痛みの神経を確実にブロックできる)のが特徴です。

関節自体を治す治療ではありませんが、痛みの信号が脳に伝わる経路を遮断することで、数か月〜1年程度、場合によっては数年の長期的な鎮痛効果が期待できます。

Cooled RFが適している患者さん
  • 変形性膝関節症で痛みが強い
  • ヒアルロン酸注射や内服薬で効果が不十分
  • 手術(人工膝関節置換術)はまだしたくない/できない
  • 日常生活の痛みをとにかく減らしたい
  • 合併症が多く、大きな手術を受けられない
メリット
  • 保険適応のある治療
  • 外来で実施でき、侵襲が小さい
  • 神経ブロック注射よりも 効果が長持ち
  • 関節を傷つけないため、
  • 高齢者や持病のある方にも選択しやすい
  • 効果が切れても、繰り返し治療可能
デメリット・注意点
  • 変形そのものを治す治療ではない
  • 痛覚神経は再生するため、時間とともに効果が薄れてくる
  • すべての痛みが100%取れるわけではない
  • 保険適応があるのは 変形性膝関節症に限定
Cooled RFの費用

Cooled RFは保険適応のある治療です。

  1割負担 3割負担
片膝 15,000円 45,000円
両膝 30,000円 90,000円

※別途診察料などがかかります。

※高額医療制度や医療費控除の適応があります。

収束型体外衝撃波治療(Focused ESWT)とは?

収束型体外衝撃波(Focused Shockwave / ESWT)は、体の深部にある病変部に衝撃波(音圧エネルギー)を収束させて照射する治療です。

衝撃波によって、

  • 痛みを引き起こす神経の過敏化を抑える(除痛効果)
  • 血流改善・微小循環の促進
  • 組織修復を促す成長因子(VEGF、BMPなど)の放出促進

といった生物学的効果が得られます。
その結果、痛みが軽減し、関節の動きが改善します。

変形性膝関節症での位置づけ

変形性膝関節症では、

  • 関節軟骨のすり減り
  • 滑膜炎
  • 骨棘形成
  • 周囲組織(腱・靭帯)の炎症
  • 神経の過敏化

が痛みの原因となります。

収束型衝撃波ではこれらのうち、特に

  • 神経の感作(痛みの過敏化)を抑える
  • 滑膜の炎症低減
  • 血流改善による除痛

などが期待でき、手術を避けたい患者さんの保存療法の選択肢として広く使われています。

収束型と拡散型(Radial ESWT)の違い
特徴 収束型(Focused)  拡散型(Radial)
到達深度  深部まで届く(数cm〜) 浅い(皮下中心)
エネルギー 強い 弱い
効果  深部の痛み、変形性膝関節症にも有効  主に筋膜・腱の痛みに使用

変形性膝関節症の治療に適しているのは「収束型」です。

治療の流れ
  1. 診察・画像検査(レントゲン、超音波)
  2. 痛みの部位を確認
  3. エコーなどを併用しながら圧痛点や関節周囲に衝撃波を照射
  4. 1回 10分程度、麻酔不要
  5. 通常 週1回 × 3〜5回 で治療計画を組む

治療後すぐに歩いて帰れます。

効果

多くの報告で以下が示されています:

  • 施術後 数日〜2週間 で痛みが軽減
  • 効果は 3〜6か月持続することが多い
  • 薬・注射で効果が乏しい患者にも有効例あり
  • ヒアルロン酸注射と併用することで相乗効果が期待できる

ただし変形そのものが治るわけではありません。

安全性・副作用

大きな副作用は少なく、

  • 赤み
  • 圧痛
  • 治療部位の軽い腫れ

などが一時的に出る場合がありますが、数日以内に消失します。
血栓ができやすい方、抗凝固薬使用中の方は要相談。

保険適応について
  • 収束型体外衝撃波は、日本では変形性膝関節症には保険適応がありません(自費診療)
  • 保険適応は「難治性足底腱膜炎」のみ
  • 膝に行う場合は自費での提供となります
収束型体外衝撃波の費用
  1割負担 3割負担
難治性足底腱膜炎 3回 5,000円 3回 15,000円
その他の疾患 一般(3,500 shot):10,000円 学生(2500 shot):5,000円

※保険適応の方は別途診察料などがかかります。

※自費診療での治療を行う場合、治療同日に同疾患で保険診療を受けることはできません。

※医療費控除の適応があります。

PRP療法、PDF-FD療法とは?

PRP療法(Platelet-Rich Plasma:多血小板血漿)とは?

PRP療法は、患者さん自身の血液から血小板を濃縮し、患部に注射して組織の修復を促す再生医療です。

血小板には成長因子と呼ばれる修復物質が多く含まれており、損傷した靭帯・腱・軟骨の治癒を助けるとされています。

特徴
  • 自分の血液を使うため 安全性が高い
  • 組織の自然治癒力を高める
  • テニス肘、膝関節痛、アキレス腱障害などに使用
  • 治療効果は数週間〜数ヶ月かけて発現
  • 自費診療(保険適応なし)
PFC-FD療法(PDF-FD療法)とは?

一般に「PDF-FD療法」と呼ばれることがありますが、正式名称は多数派としてはPFC-FD(Platelet-derived Factor Concentrate Freeze Dry)療法です。

PRPをさらに特殊加工した、より高濃度で安定した成長因子製剤です。

どのように作る?
  1. 患者さんの血液を採取
  2. PRPを抽出
  3. さらに成長因子を濃縮
  4. 凍結乾燥(Freeze Dry)して粉末化
  5. 使用時に溶解して患部へ注射
特徴
  • PRPよりも 成長因子が高濃度
  • 凍結乾燥により保存が容易(半年〜1年)
  • 成分が安定しているため、治療成績が比較的安定
  • 主に膝の軟骨損傷、変形性関節症の痛み改善に使用
  • 自費診療
PRPとPFC-FDの違い(簡潔比較)
項目 PRP療法 PFC-FD療法(PDF-FD)
成長因子濃度
加工 遠心のみ 濃縮+凍結乾燥
保存 その場で使用 凍結乾燥で長期保存可能
作用の安定性 やや不安定  比較的安定
費用 やや安い 高価
保険適応 × ×
  • PRP療法
     自己血液由来の血小板を使い、組織修復を促す再生医療。
  • PDF-FD療法
     PRPをさらに濃縮し、凍結乾燥したより高濃度・高純度の成長因子製剤。
    効果の持続・安定性が期待される発展型治療。
PRP療法、PDF-FD療法の費用
  費用(税込) 投与部位
PRP療法 30,000円 関節外
APS療法 300,000円 関節内
PDF-FD療法 130,000円 関節内・関節外

※自費診療での治療を行う場合、治療同日に同疾患で保険診療を受けることはできません。

※医療費控除の適応があります。

へバーデン結節・母指CM関節症

動注療法

動注療法(動脈注射療法)について

へバーデン結節や母指CM関節症では、関節周囲に慢性的な炎症が続くと、通常は形成されない細かな異常血管が生じます。これらは「もやもや血管」と呼ばれ、痛みの持続や腫れの原因になります。

動注療法は、このもやもや血管に直接アプローチする治療です。

動注療法とは

動注療法は、手指の関節を栄養している動脈に細い針を用いて薬剤を直接注入し、炎症の原因となるもやもや血管を抑制する方法です。

当院では、注入薬剤としてチエナム(イミペネム・シラスタチン)を使用します。
チエナムが溶けにくい性質を活かし、正常な血管は通過させる一方、未熟で脆いもやもや血管のみを選択的に塞栓・破壊するため安全性が高いとされています。

処置は外来で短時間に行うことができます。

対象となる疾患

へバーデン結節(第一関節の変形性関節症)

第一関節(DIP関節)が腫れたり痛んだりする疾患です。
慢性的な炎症によってもやもや血管が形成され、痛みが続くことがあります。動注療法はこれらの異常血管に直接作用し、炎症の抑制と疼痛軽減を図ります。

母指CM関節症

母指の付け根に生じる変形性関節症です。つまむ動作や力を入れた際の痛みが代表的です。
慢性炎症に関連して増生するもやもや血管に対し、動注療法は有効とされています。

治療の方法

手関節付近の橈骨動脈または尺骨動脈を超音波で確認しながら穿刺し、チエナムを注入します。
治療は数分で終了し、施術後はそのまま帰宅可能です。

期待できる効果

動注療法により次のような効果が期待されます。

・慢性的な痛みの改善
・腫れや熱感の軽減
・もやもや血管の抑制による炎症コントロール
・指の使いやすさの改善(つまむ、握る、細かい作業など)

多くの方が治療後数日〜数週間で症状の改善を実感されています。

治療回数

治療は通常1回です。
症状により追加注射が必要になる場合がありますが、多くの患者さんで1回の治療で効果を認めます。

安全性・副作用

動脈穿刺に伴い、以下のような軽度の反応が起こる場合があります。

  • 痛み
  • 皮下出血
  • 一時的なしびれ
  • 薬剤アレルギー(まれ)

いずれも大きな副作用は多くなく、当院では超音波を使用し安全に施行します。

このような方に適しています

  • 第一関節や母指の痛みが続いている
  • つまむ、握る動作がつらい
  • 湿布・内服だけでは改善しない
  • 手術以外の有効な治療法を探している

価格一覧

片側 25,000円(税込)
両側 35,000円(税込)

肩こり・首の痛み・背中の痛み・腰痛

ハイドロリリースとは?

ハイドロリリースとは、生理食塩水や局所麻酔薬を細い針で筋膜や神経のすべりが悪くなっている部分に注入し、癒着した筋膜を水圧でリリース(剥がす)ことで痛みや動きの悪さを改善する、新しい整形外科的治療です。

エコー(超音波)ガイド下で行うため、痛みの原因となっているポイントを的確に捉え、副作用の少ない安全な治療として注目されています。

※関節内注射やブロック注射とは異なり、筋膜や神経周囲の“すべり”を改善する治療です。

治療の特徴

エコーで原因を確認したうえで正確に注射

痛みのポイント(トリガー)や癒着部位をリアルタイムに確認しながら施行します。

ステロイドを使わないため副作用が少ない

生理食塩水が主体のため、妊娠中・授乳中の方にも施術可能な場合があります。

即時的な軽い改善を感じることも

治療後すぐに動きが軽くなるケースがあります(効果には個人差があります)。

繰り返しの治療も可能

組織を傷めにくいため、必要に応じて複数回行うことができます。

治療の流れ

  1. 問診・診察、エコー検査で痛みの原因を評価
  2. リスクと効果を説明
  3. エコーガイド下で注射(数分で終了)
  4. 治療後に軽いストレッチや動作確認

注意点・副作用

  • 注射部位の軽い痛み、内出血
  • 一時的なしびれや重だるさ
  • 感染等(極めてまれ)

安全性の高い治療ですが、すべての痛みが改善するわけではありません。

必要に応じて、リハビリテーションや体外衝撃波、通常の保存療法と組み合わせて治療を行います。

ハイドロリリースの費用

初回は保険適応になります。2回目から自費になります。

  1割負担 3割負担
初回 80円+検査費用・診察料 240円+検査費用・診察料
2回目以降 3,000円(税込) 3,000円(税込)

※保険適応の方は別途診察料などがかかります。

※自費診療での治療を行う場合、治療同日に同疾患で保険診療を受けることはできません。

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